一九九×年。
バブルが崩壊して大不況へと突入し、
相次ぐ災害や事件が世間を騒がせていた世紀末。
この事件は、寒暖の差が厳しくも自然に恵まれた盆地にある、
H県A市の公立学校で静かに進行した。
四月に入学した坪崎理恵(仮名)さんは
同級生男子たちから性暴力の被害を受けた。
初めは体を触られる程度の軽い性的嫌がらせだったが、
それは次第にエスカレートしていった。
放課後の教室で、加害者たちは理恵さんの手足を押さえつけ、
性器を愛撫して無理矢理絶頂に導き、その姿を簡易カメラで撮影。
それをネタに理恵さんを罵倒しながら脅迫するようになり、
オナニーやフェラチオを強要した。
理恵さんは教師に相談し、教師は加害者たちに口頭で注意した。
この事に激昂した加害者たちは、防音設備のある視聴覚室で、
恐怖と激痛に泣き叫ぶ理恵さんを強姦して処女を奪った。
これにより、理恵さんは誰かに相談することとをやめた。
その後も、体育倉庫、屋上、保健室、非常階段など、
校内の様々な場所で強姦・輪姦を繰り返した他、
性器にローターを装着した状態で授業を受けさせ、
刺激に身体を震わせる様子を見て楽しむなどしていた。
やがて、加害者は理恵さんのことを肉壷と名付け、
他の同級生相手に売春させて金を受け取るようになった。
この際、理恵さんには一回数百円程度の報酬を渡していた。
陵辱されるうちに理恵さんの精神は徐々に崩壊し、
抵抗を諦めて言いなりになっていった。
そして加害者たちは避妊しておらず、理恵さんは妊娠した。
事件発覚時には既に五ヶ月目だった。
【当時の新聞記事抜粋】
H県A署は1月4日までにA市の公立学校の女生徒に対して
集団で乱暴したなどの疑いで同級生13人を逮捕した。
調べでは、同級生ら13人は昨年12月22日、
公立学校の空き教室で女生徒を集団で乱暴した。
校内巡回中の教師が発見してA署に通報した。
A署ではさらに余罪と共犯者の割り出しを進める方針。
——毎朝新聞199X年1月5日朝刊
■枚数…………基本12枚・展開差分含む46枚・他に断面図差分
■テキスト……充実のテキスト差分85枚
■サイズ………1200×900・900×1200
※この物語はフィクションです。
登場する人物や団体は架空のものです。