■あらすじ
失恋のショックから立ち直る事が出来ずにいた小太郎は傷心旅行として
一人、小さな温泉旅館を訪れていた。
そこで偶然、新婚旅行で来ていた同期の佐々木と出会う。
当然、横には佐々木の妻であり小太郎の想い人でもある愛里もいて、3人で一緒に食事をすることに。
過去の傷を癒すための旅行のはずが、より傷が広がってしまう。

佐々木は酒に酔いつぶれ愛里と小太郎の2人きりになると
お酒のせいもあり広がった傷口から本音が零れ落ちてしまう。
昔から好きだったこと、自分に自信がなくて告白できなかったこと。
想いを伝えると気まずい沈黙の時間が流れ、返答を聞くのが怖くなり温泉に逃げ出してしまう。

深夜の温泉でたった一人湯舟に浸かり発言を後悔していると
目の前にタオル一枚の愛里が現れる。
戸惑う小太郎の手を握り愛里は口を開く

私も好きだよ。小太郎くんのこと

お互いの本当の気持ちを知った二人は
誰もいない深夜の温泉で向き合い見つめ合う、一糸纏わぬ裸の心で…