片想いのあの子がクラスのイジメッ子に取られる……僕が先に好きだったのに!
「おはよう、田中くん。いつも日直マジメにやっていて偉いね!」
同じクラスの香坂陽菜。
可愛くて優しい。僕が大好きな女の子だ。
僕は香坂さんと仲良くなるために、幼馴染の女友達、谷川理乃に頼んで、3人で放課後にパフェを食べにいったりする。
いいぞ、少しだけ仲良くなってきた。
そう思っていたある日のことだ。
僕は不思議な能力に覚醒してしまう。
「なんだ、これは!?」
見えてしまう。
道行く女性の、エロに関するパラメータ。
処女かどうか、最後にセックスをしたのがいつか、誰とどんなセックスをしたのか。すべてがわかってしまう。
幸い、香坂さんは処女だった。
ついでに友達の谷川さんも処女だった。
なんだかホッとしながら、僕は香坂さんと仲良くなろうとするが……。
「よお、田中くーん。なにやってんの? ギャハハッ!」
僕をよくバカにしてくるクラスのイジメっ子、上杉。
クラスの女子たちと次々にセックスをしている女たらし。
僕はこいつが大嫌いだ。いつも僕をからかってきて!
こんなやつは無視だ。
僕は絶対に香坂さんと付きあってみせる。
片思いを叶えるんだ!!
だが……
『完敗』『孤立』『絶望』の、僕が先に好きだったのに物語。
CG、272ページ。