突如現れた悪の組織によって世界は混沌へと堕ちた。
しかし人類は対抗する組織、ヒーロー協会を設立。
悪の組織によって増加する犯罪を撲滅しうる能力を限られた人間へと授けた。
超法規的存在となった幾人のヒーロー達は悪の組織を壊滅。
世界は再び平和な日常を取り戻していた。
主人公「ウェッジクロウ」はヒーロー協会でも随一の実力者と認められる存在。
しかし彼には現在の平和な日常が窮屈なものとなっていた。
現在のヒーロー協会の活動は変わらず犯罪撲滅である。
だが平和になった現在では活動の相手は人類。
超人的能力を持つヒーローでは、時に批判の対象となってしまう―。
ウェッジクロウの活動によって怪我を負った犯人や、破壊された家屋を取り上げたニュース番組。
批判はウェッジクロウへと向いている。
「怪人…怪人さえ居れば…正義を執行できるってのに…!」
「……そうだ…怪人が居れば良いんだ………………」
そしてウェッジクロウは壊滅した悪の組織の生き残りの協力によって
かつての仲間を次々と洗脳し怪人化していく―。
信念である正義の心を破壊し、超人である矜持を打ち砕き
人類への憎しみを誘発させ悪の道へと堕とす…!
自らの独善的な正義に拠って―。
―――その姿はまるで裏切り者の鴉。
■基本枚数12枚(非エロ除く)
本編枚数115枚
オマケあり