Hなソシャゲではエロシーンがあるのは大体はレアリティが高めのキャラだけ。
エロシーンすらないノーマルキャラは”抜き目的”ではガチャのハズれでしかない。

……でももし、そんなハズれキャラにエロシーンが解放されたら?
それどころか現実に現れ、リアルオナホとして使えたら?
挙句の果てにはモブキャラのエロさに気付いてしまい、新たな性癖に目覚めたり……

これはそんな地味で最弱なモブキャラにハマっていくお話。

■あらすじ
「俺」はとあるエロRPGのソシャゲにハマっていた。
このゲームのSSR(最高等級)キャラは強いだけではなくビジュアルもエロシーンもドスケベで最高だ。
だから新しいキャラが実装される度に課金をしてはガチャを回しまくり、そして手に入れたキャラで毎日シコりまくっている。
―――だがガチャというのは運が絡むわけで,,,,,,,,,,,,,,

「ふざけんな!またコイツかよ!」

画面に映し出されているのはSSRとは程遠いモブ顔の女ども。
最弱で見た目もエロくない、いわゆるハズれキャラだ。
そもそもエロシーン自体こいつらにはない。
あった所でモブ臭くて抜けないが。

そしてそんなモブどもの中で、俺が特にムカついてるのが”コイツ”だ。

「うぜぇ……この”見習い魔法使い”とかいう奴だけやたら出すぎだろ」
「は?ていうか……9999凸!?」

ウザいくらい出てくるこのモブはいつの間にか9999凸に達していた。
※凸:同じキャラがダブると上がるランクで普通は強くなる。

ガチャでハズれる度に見るせいで俺はこの女がとにかく嫌いだ。
見た目は地味だしもっさりしてるしそのうえ9999凸した所で戦闘力はザコ。
ドスケベSSRを手に入れる過程で何度も見るこの顔が憎たらしくて仕方ない。

売却とかあれば今頃こんな奴売り払ってやるのに………っと、
モブキャラのステータス画面をみてると……
そこには本来ないハズの「エロシーン」のボタンがあった。

バグだと思いボタンを押す。
すると目の前に、モブ女とそっくり――いや、本人としか思えない女が現れた。

これは夢に違いない。
生活費まで使って抜きたいSSRキャラが出なかったせいでどうかしてるんだ。
―いや、夢ならいっそ、この怒りをコイツで発散してもいいよな?

そう思った俺は、目の前のモブ女を使って行き場のない性欲のはけ口にした。

その後、後になって夢ではない事に気付いた。だがそんなの関係ない。
相手は憎たらしいモブ女だ。
ならいっそ、オナホとしてそのまま使えばいい。

そして俺は突如現れたモブ女をソシャゲで抜くためのオナホとして住まわせることにした。
―――その選択が俺の”性癖”を曲げていくことになるとは知らず