不憫な妹に旦那を貸して…全ては演技のハズだったのに…。
いつも姉のはるかを頼って「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と、懐いてくれる可愛い妹の美穂。
美穂は1年前に夫であるアキラと突然の死別を経験していた。
そんな美穂は1年を経て立ち直りかけていたが、酔った席で悩みを漏らした。
「SEXがしたい…」
「こんな悩みバカみたいだよね…」
泣きながら笑う妹を見て、姉のはるかは妹を助けようと決意した。
一番信頼できる男性…
それは、はるかの夫である裕一だった。
妹のためにと思って夫を送り出したはるか。
形だけのはずだった…
感情は無いはずだった…
心は無いはずだった…
体だけの関係のはずだった…
しかし状況は徐々に変わっていく。
二人が体を重ねていく度に、互いの体温が伝わっていく。
そして心までも…
それが画面越しに見ていたはるかにも分かり始めた…。
モノクロ68ページ
(表紙・あとがき4ページ含む)